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IPカメラとAHDカメラの違いとは?用途によってはAHDカメラが選ばれる理由

  • TN(技術担当)
  • 5 日前
  • 読了時間: 3分

近年、防犯カメラの世界ではIPカメラが主流になりつつあります。

高画質化やAI機能、遠隔監視への対応など、多くのメリットがあるため、新規導入の多くはIPカメラが採用されています。


しかし、実際の現場では「IPカメラよりもAHDカメラの方が使いやすい」というケースも存在します。

今回は、IPカメラとAHDカメラの違いについて、現場目線で解説します。


 IPカメラとは

IPカメラは、ネットワーク(LAN)を利用して映像を伝送するカメラです。

高画質な映像やAI機能との相性が良く、スマートフォンやパソコンから遠隔監視できることも大きな特長です。


近年のAIカメラの多くはIPカメラ方式を採用しています。


【IPカメラのメリット】

・高画質化しやすい

・AI機能との相性が良い

・遠隔監視に強い

・配線の自由度が高い


 AHDカメラとは

AHDカメラは、同軸ケーブルを利用して映像を伝送する方式です。

従来のアナログカメラを高画質化したシステムで、現在でも多くの現場で利用されています。


【AHDカメラのメリット】

・映像遅延が非常に少ない

・システム構成がシンプル

・安定した映像表示

・既存の同軸ケーブルを活用できる


 IPカメラの意外な弱点

IPカメラは非常に優れたシステムですが、映像の圧縮やネットワーク処理を行うため、モニターへ表示されるまでに遅延が発生します。


一般的には約1秒程度ですが、実際に現場で監視していると、体感的には2秒程度遅れているように感じることもあります。


録画映像を後から確認する用途であれば大きな問題にはなりません。

しかし、リアルタイム監視が重要な現場では、この遅延が問題になる場合があります。


 工場ではリアルタイム性が重要

例えば金属加工工場や食品工場では、生産ラインを防犯カメラで監視しながら作業を行うことがあります。

異常を発見した場合には、直ちにラインを停止しなければなりません。

ところが映像が1秒遅れていると、


「異常を発見した」

   ↓

「停止ボタンを押した」

   ↓

「実際には1秒前の映像だった」


という状況になることがあります。


生産設備によっては、このわずかな遅れが不良品の発生や設備トラブルにつながることもあります。

そのため、リアルタイム性を重視する工場では、あえてAHDカメラを採用するケースがあります。

工場の生産ラインで、防犯カメラ映像をモニタリング、映像に遅延無し。
生産ラインのモニタリング

 

コンビニや店舗でも同様

コンビニやスーパーでは、防犯カメラをモニターとして利用することがあります。


例えば、

・万引きの発見

・レジ混雑の把握

・バックヤードからの売場確認

などです。


このような用途では、1秒の遅延でも運用上のストレスになることがあります。


実際に関東セキュリティでは、IPカメラからAHDカメラへ変更したいというご相談を受けることがあります。


レジから最も離れた売場で、レジ混雑状況のモニタリング可能
レジから最も離れた売場で、レジ混雑状況のモニタリング可能

 最新=最適とは限らない

防犯カメラ選びで大切なのは、「最新機種を選ぶこと」ではありません。


重要なのは、

「何のためにカメラを使うのか」

です。


・AI機能を使いたい・遠隔監視したい→ IPカメラ


・リアルタイム監視を重視したい・生産ラインを監視したい→ AHDカメラ


というように、用途によって最適なシステムは異なります。


まとめ

IPカメラは高画質・AI機能・遠隔監視に優れた最新システムです。


一方で、リアルタイム性を重視する現場では、AHDカメラの方が適している場合もあります。


関東セキュリティでは、単に最新機種をおすすめするのではなく、お客様の運用方法や目的に合わせて最適なシステムをご提案しています。


防犯カメラ選びでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

 
 
 

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