飲食店経営者の自宅にAHD防犯カメラ4台を設置|無線ではなく有線を選んだ理由
今回は、飲食店を経営されているお客様のご自宅に、AHD防犯カメラ4台を設置しました。
こちらのお客様は、防犯カメラを初めて導入する方ではありません。
経営されている飲食店では、すでに弊社のAIカメラ4台をご利用いただいています。
店舗ではAIカメラ。
自宅ではAHDカメラ。
同じお客様でも、設置場所や利用目的、予算によって最適な防犯カメラは変わります。
今回の施工事例は、
「高機能なカメラを選べばよいとは限らない」
という、防犯カメラ選びの一つの参考になる事例だと思います。
飲食店ではAIカメラ4台を使用中
お客様が経営されている飲食店には、以前、弊社でAIカメラを4台設置しています。
監視しているのは主に、
券売機付近
裏口
駐車場
室外機置場
です。
特にこちらの店舗は住宅地の中に立地しているわけではありません。
そのため、営業している時間帯よりも、人がいなくなる休業日の防犯を心配されていました。
そこで店舗には、単に映像を録画するだけではなく、人物などを検知できるAIカメラを導入しています。
店舗では「録画」だけではなくAIによる警戒
店舗でAIカメラを選んだ理由の一つが、無人になる時間帯の防犯です。
一般的な防犯カメラの場合、
侵入される
↓
録画する
↓
後から映像を確認する
という使い方が中心になります。
一方、AIカメラでは人物などを判別し、条件に応じて警告やスマートフォンへの通知につなげることができます。
また、こちらの店舗ではタンパリング機能も利用しています。
タンパリングとは、カメラの向きを変えられたり、レンズを覆われたりするなど、映像に異常が発生した場合に検知するための機能です。
店舗の場合は、
「何かあったときに録画されていればよい」
だけではなく、
「無人時の異常にできるだけ早く気づきたい」
という目的があるため、AIカメラの機能を活用しています。
今回は経営者のご自宅に防犯カメラを設置
店舗で防犯カメラを利用していただく中で、今回は経営者のご自宅にも防犯カメラを設置することになりました。
設置したのは、
AHD防犯カメラ4台+DVR(デジタルビデオレコーダー)
です。
店舗と同じAIカメラを設置する方法もあります。
しかし今回は、自宅での利用目的と予算を考えながら機種を検討しました。

当初は無線カメラも検討
予算を抑える方法として、当初は無線カメラも候補になりました。
無線カメラというと、
「ケーブルを配線しなくてもよいから工事が簡単」
というイメージを持たれる方も多いと思います。
しかし、実際には必ずしもそうとは限りません。
今回、無線カメラを選択しなかった大きな理由は2つあります。
理由① 無線はノイズや通信環境の影響を受ける可能性がある
無線カメラは映像を無線で送るため、周辺の電波環境や建物の構造などによって通信が不安定になる可能性があります。
例えば、
Wi-Fiなど周辺の無線機器
電子機器から発生するノイズ
壁や床
金属製の建材
カメラと受信側との距離
などの影響を受けることがあります。
設置した直後は問題なくても、周囲の通信環境が変化することで影響を受ける可能性もあります。
防犯カメラは、
「映るときもあれば映らないときもある」
では困る設備です。
犯罪やトラブルが起きた、その瞬間の映像が必要だからです。
そのため弊社では、無線カメラについては設置環境やリスクを説明したうえで検討していただいています。
理由② 無線カメラでも電源は必要
もう一つ、意外と見落とされるのがカメラの電源です。
「無線カメラだから配線が一切不要」
とは限りません。
映像を無線で送信するタイプでも、カメラを動作させるための電源は必要です。
つまり、
映像ケーブルは不要でも、カメラまで電源を持っていく工事が必要
になるケースがあります。
せっかく電源工事をするのであれば、
「最初から有線で安定した映像伝送をした方がよいのではないか」
という考え方もできます。
今回のお客様とも、この点を含めて検討しました。
最終的に比較的安価なAHDカメラを選択
検討した結果、今回は無線カメラではなく、有線のAHDカメラ4台を選択しました。
AHDは、同軸ケーブルを使用して映像を伝送する方式です。
今回の目的では、
比較的導入費用を抑えやすい
高解像度の映像を記録できる
有線なので通信が安定している
という点を評価しました。
AIカメラのような高度な機能が必要な場所もあれば、安定した録画を中心に考えれば十分な場所もあります。
今回は後者でした。

AHDでもスマートフォンから遠隔監視できます
「AHDはアナログ方式だから、スマートフォンでは見られないのでは?」
と思われることがあります。
しかし、AHDカメラでもDVRをネットワークへ接続すれば、外出先から映像を確認できます。
今回もDVRをインターネットへ接続しました。
そのため、お客様は外出先からスマートフォンなどでご自宅の映像を確認できます。
仕組みとしては、
AHDカメラ
↓
DVR
↓
ルーター
↓
インターネット
↓
スマートフォン
となります。
つまり、スマートフォンから遠隔監視するために、必ずしもIPカメラを選ばなければならないわけではありません。
店舗はAI、自宅はAHD
今回の事例で、特にご紹介したいのがこの部分です。
同じお客様ですが、
飲食店 → AIカメラ4台
自宅 → AHDカメラ4台
という異なるシステムを選択しています。
これは、どちらかが優れていて、どちらかが劣っているという意味ではありません。
店舗
休業日は無人になるため、侵入などの異常をできるだけ早く把握したい。
そのため、
AI検知・警告・通知・タンパリングなどを活用。
自宅
予算も考慮しながら、住宅周囲を安定して録画し、必要なときには外出先から確認したい。
そのため、
比較的安価で高解像度、通信の安定したAHDカメラを採用。
利用目的が違えば、適したカメラも違います。

防犯カメラに詳しいお客様だからこその選択
今回のお客様は飲食店経営者で、すでに日常的に防犯カメラを使用されています。
さらに、知人の経営者とも防犯設備について情報交換されており、防犯カメラについてかなり知識をお持ちでした。
そのようなお客様と、
AIカメラ
AHDカメラ
無線カメラ
それぞれのメリット・デメリットを比較した結果、今回はAHDを選択しました。
「AIカメラの方が高性能だから、すべてAIにしましょう」
という考え方ではありません。
防犯カメラで重要なのは、「何のために設置するのか?」です。
高機能なカメラが最適とは限りません
例えば、無人になる店舗や倉庫で、
侵入者を検知してスマートフォンへ通知したい
のであれば、AIカメラが非常に有効です。
一方、
自宅周辺を24時間安定して録画したい
できるだけ予算を抑えたい
外出先からも映像を確認したい
という目的であれば、AHDカメラが適しているケースもあります。
また、配線工事を避けたいからと無線カメラを選んでも、電源工事が必要になったり、設置環境によって通信が不安定になったりする可能性があります。
そのため、
価格
だけで選ぶのでも、
機能の多さ
だけで選ぶのでもありません。
設置場所・利用目的・予算・通信環境を総合的に考えることが重要です。
防犯カメラは「適材適所」で選ぶ
関東セキュリティでは、AIカメラだけをおすすめしているわけではありません。
現場によってはAHDカメラをご提案することもあります。
今回のお客様のように、
店舗ではAIカメラ
自宅ではAHDカメラ
という選択もあります。
反対に、住宅でも侵入者をAIで検知してライトやサイレンで警告したい場合には、AIカメラが適していることもあります。
重要なのは、
「一番高性能なカメラを選ぶこと」ではなく、「目的に対して必要十分なシステムを選ぶこと」
だと弊社では考えています。
まとめ|予算と目的を考えてAHDカメラ4台を設置
今回は、以前から弊社のAIカメラをご利用いただいている飲食店経営者のご自宅に、AHD防犯カメラ4台を設置しました。
当初は予算面から無線カメラも検討しました。
しかし、
無線通信はノイズなどの影響を受ける可能性がある
無線カメラでも電源配線が必要
という点を考慮し、最終的に有線のAHDカメラを選択しました。
DVRはネットワークへ接続し、外出先からも自宅の映像を確認できるようにしています。
店舗には、無人時の侵入検知やタンパリングなどを重視してAIカメラ。
自宅には、予算と安定した録画を重視してAHDカメラ。
防犯カメラについて十分な知識をお持ちのお客様と検討した結果、それぞれの利用目的に合わせた非常に合理的な選択になったと思います。
防犯カメラは、
「AIか、AHDか、IPか、無線か」
を先に決めるのではなく、
「何をしたいのか」から逆算して選ぶ。
これが、防犯カメラ選びで失敗しないための重要なポイントです。



コメント