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千葉県の介護付き有料老人ホームにAI防犯カメラ8台を設置|不審者対策とAI検索を活用

TN(技術担当)
9月20日
読了時間: 9分

今回は、千葉県内にある介護付き有料老人ホームにAI防犯カメラ8台を設置した施工事例をご紹介します。


こちらは約150人が入居する、県内でも比較的大規模な高級老人ホームです。

スタッフは交代制で24時間常駐しています。

しかし、施設の建物だけでなく敷地そのものが非常に広いため、

「24時間スタッフがいる=敷地内のすべてを常時確認できる」

というわけではありません。


実際、施設周辺では以前から不審者情報があり、入居者からも、

「敷地内に関係者ではないと思われる人が入っている」

という通報が寄せられていました。


そこで今回、施設内外の防犯強化を目的としてAI防犯カメラ8台を導入しました。


介護付き高級老人ホームにAI防犯カメラを設置した。
有料老人ホームでのAI防犯カメラ設置工事

約150人が暮らす大規模な介護付き有料老人ホーム

今回施工した施設には、約150人の方が入居しています。


当然ながら、高齢者が生活する施設では安全管理が非常に重要です。

スタッフも24時間常駐していますが、今回の施設は敷地も建物も非常に大きく、スタッフだけですべての場所を常時確認することは現実的ではありません。

特に問題になっていたのが、敷地内へ入ってくる部外者の確認でした。


施設周辺では不審者に関する情報もあり、実際に入居者からも敷地内で関係者以外と思われる人物を見たという情報が寄せられていました。


介護施設でも不審者・侵入者への対策が必要

介護施設というと、一般企業のオフィスや店舗とは防犯上の考え方が異なるように思われるかもしれません。

しかし、多くの人が生活し、スタッフが勤務する施設だからこそ、外部からの侵入に対する備えが重要になります。


厚生労働省が示している社会福祉施設等の防犯に関する点検項目でも、施設の周辺環境などを踏まえて安全対策を講じ、防犯監視システムや防犯カメラなど設備面からの対策を行うことが挙げられています。


また、千葉県警も侵入対策として、死角になる場所への防犯カメラやセンサーライトなどの設置を案内しています。


今回の施設でも、近年の不審者による施設への侵入や盗難事件などを踏まえ、単純に録画するだけではなく、人物を探しやすいAIカメラを導入することになりました。


AI防犯カメラを屋内4台・屋外4台設置

今回設置したAIカメラは、合計8台です。


建物内部 4台

受付カウンターや事務所など、施設運営上重要となる場所を撮影します。

受付は、来訪者が施設内へ入る際の重要なポイントです。

誰がいつ施設へ来たのか、施設内で何かトラブルが発生した場合などに映像を確認できるようにしました。


建物外部 4台

屋外では、

敷地入口

敷地内道路

裏口

などを中心に配置しました。

今回の施設は敷地が広いため、建物の出入口だけを見るのでは不十分です。

「不審者が建物へ入ったか」だけではなく、「誰が敷地へ入ってきたのか」

という段階から確認できるようにカメラを配置しています。


広い施設では「敷地入口」が重要

大規模施設の防犯カメラ設置では、建物の玄関だけにカメラを集中させるのではなく、人がどのような経路で施設へ近づくのかを考えることが重要です。


今回も、

敷地入口

↓

敷地内道路

↓

建物周辺

↓

裏口・入口

という人の動線を意識しています。


不審者が建物に到達してから初めて撮影するのではなく、敷地へ入ってきた段階から映像を残すことを目的としています。


事務所には43インチモニターを壁掛け設置

カメラを8台設置しても、映像を誰も見なければ日常的な監視には活用できません。


そこで今回は、スタッフがいる事務所に43インチの大型モニターを壁掛け設置しました。

複数台のカメラ映像を事務所で確認できます。


スタッフが24時間常駐している施設だからこそ、

防犯カメラ+大型モニター+スタッフ

という組み合わせが有効です。


人の目だけですべての敷地を監視することは難しい。

一方、防犯カメラだけ設置しても、異変に気づかなければ対応が遅れます。

そこでカメラをスタッフの「目」として活用します。


有料老人ホームでのAIカメラ設置工事
介護老人ホームでのAIカメラ配置図

広大な敷地のため施工期間は4日間

今回の施工は4日間かけて行いました。


カメラ8台だけを見ると、それほど大規模な工事には感じないかもしれません。

しかし、防犯カメラ工事は単純にカメラを壁へ取り付けるだけではありません。

特に今回のような広い施設では、

  • カメラ位置の決定

  • 長距離の配線

  • 屋外配線

  • 建物内部への配線引込み

  • レコーダー設置

  • 43インチモニター設置

  • ネットワーク設定

  • AI機能の設定

  • 画角調整

など、多くの作業があります。


入居者が生活している施設ですから、通常の工場や無人施設とは違い、施設の運営や入居者の生活にも配慮しながら施工する必要があります。


施工3日目、早くも深夜の不審者情報

今回、驚いたのは工事がまだ完了していない施工3日目でした。


深夜、施設の敷地内に不審者がいるという情報がありました。

この時点ではカメラの設置は進んでいたものの、まだ工事途中です。

画角などについても、最終的な細かな調整までは完了していませんでした。

それでも設置したカメラの映像を確認することができました。

「設置してすぐに役立つことになるとは」

という状況でした。


これまで入居者から寄せられていた不審者情報が、決して軽視できないものだったことも改めて分かりました。


完成からわずか2日後、2回目の不審者通報

そして4日間の工事が完了。


ところが、完成してわずか2日後。

再び施設内で不審者を見たという通報がありました。


通常の防犯カメラであれば、

「何時ごろでしたか?」

と聞いて、その時間帯の映像を順番に確認していくことになります。

しかし、今回はAIカメラです。

そこで活用したのがAI検索機能でした。


AI検索で人物を探す

AIカメラのメリットは、侵入を検知することだけではありません。

録画した映像の中から、人物や車両などを条件に映像を絞り込めることも大きな特徴です。


例えば、

「昨夜、敷地内で知らない人を見た」

という情報があった場合。


従来型の録画映像では、

時間を指定

↓

映像を再生

↓

早送り

↓

人物が映るまで探す

という作業になりがちです。


広い施設でカメラが8台あれば、確認する映像量も増えます。

AI検索を利用すれば、人物が検出された場面を絞り込み、人物のサムネイルなどから該当する映像を探していくことができます。


今回も、2回目の不審者通報を受けてAI検索を活用しました。


150人の入居者がいるから「人を探す機能」が重要

今回の施設では約150人が生活しています。


さらに、

  • スタッフ

  • 入居者のご家族

  • 業者

  • 来訪者

など、多くの人が出入りします。


そのため単純に、

「人が映ったらすべて不審者」

という運用はできません。


重要なのは、

「何かあったときに、必要な人物を録画映像からすばやく探せること」

です。


大規模な施設ほど、カメラ台数だけでなく、録画映像をどう検索するかまで考える必要があります。


AIカメラは「録画した後」の使いやすさも違う

防犯カメラを導入するとき、

  • 500万画素

  • 800万画素

  • 4K

など、画質ばかりに目が行きがちです。


もちろん、鮮明な映像は重要です。

しかし、事件やトラブルが発生したときに、

何時間もの映像から目的の人物を探す

となれば、スタッフに大きな負担がかかります。

特に24時間365日稼働する施設では、録画される映像量は膨大です。


だからこそ、

「きれいに録画できるか」

だけでなく、

「必要な映像をすぐ探せるか」

という点も重要になります。


今回、施工完了直後にAI検索を使う場面が発生したことで、そのメリットを早い段階から実感できる結果となりました。


タンパリング機能も施設防犯に活用

今回のような施設では、カメラ自体への妨害についても考えておく必要があります。


対応するAIカメラでは、

  • カメラの向きを変えられる

  • レンズを覆われる

  • スプレーなどで映像を見えなくされる

といった映像異常を検知するタンパリング機能を利用できます。


不審者対策では、

「人物を撮影する」

だけでなく、

「カメラを妨害された場合にも気づく」

ところまで考えることが重要です。


24時間スタッフ常駐でも防犯カメラは必要?

「24時間スタッフがいるなら、防犯カメラは必要ないのでは?」

と思われるかもしれません。


しかし今回のような広い施設では、むしろ逆です。

スタッフが24時間いるからといって、

  • 敷地入口

  • 敷地内道路

  • 建物裏側

  • 裏口

  • 受付

  • 事務所周辺

を同時に見続けることはできません。


防犯カメラはスタッフの代わりではありません。

スタッフだけでは見ることのできない場所を補う設備です。


そして43インチモニターによって、その映像をスタッフが確認する。

人とカメラ、それぞれの役割を組み合わせることが重要です。


防犯カメラだけで施設の安全が完成するわけではない

AIカメラは有効な防犯設備ですが、設置すればすべての犯罪を防げるわけではありません。


千葉県警も侵入対策として、防犯カメラだけではなく、照明、補助錠、防犯フィルムなどを組み合わせた対策を案内しています。


介護施設であれば、

  • 入退館管理

  • 施錠

  • スタッフによる巡回

  • 来訪者確認

  • 照明

  • 防犯カメラ

などを組み合わせて、施設全体として防犯を考える必要があります。


AIカメラは、その中で「広い範囲を継続して見る」「後から人物を探す」ための重要な設備になります。


入居者の安心にもつながる防犯対策

今回の防犯カメラ導入は、単に施設の備品を盗難から守るためだけのものではありません。


高齢者が生活している場所です。

入居者から、

「知らない人が敷地内を歩いていた」

という通報があれば、不安を感じる方もいるでしょう。


そのとき、

「防犯カメラで確認できます」

「映像が記録されています」

という環境があることは、施設側が状況を確認するうえでも重要です。


防犯設備を整えることは、施設を守るだけではなく、そこで生活する入居者や働くスタッフの安心につながる取り組みでもあります。


まとめ|大規模介護施設だからこそAIカメラを活用

今回は、千葉県内の介護付き有料老人ホームにAI防犯カメラ8台を設置しました。


建物内部には受付カウンターや事務所などに4台。

屋外には敷地入口、敷地内道路、裏口などに4台。


さらに事務所には43インチモニターを壁掛け設置し、スタッフが映像を確認できる環境を構築しました。


広大な敷地・建物のため、施工期間は4日間。

そして施工3日目には早くも深夜の不審者情報があり、設置途中のカメラが役立ちました。

さらに施工完了からわずか2日後には、再び不審者の目撃情報。

今度はAI検索機能を利用して録画映像から人物を確認することになりました。


約150人が生活し、スタッフが24時間常駐していても、広大な敷地すべてを人の目だけで確認することはできません。


そこで、

スタッフによる24時間対応+AIカメラ8台+43インチ大型モニター+AI検索

を組み合わせます。


防犯カメラは、単に「何かあったときの証拠を残す設備」だけではありません。

異常を確認し、必要な映像をすばやく探し、スタッフの目を補う設備として活用する。


今回の施工は、大規模な介護施設におけるAI防犯カメラの活用方法がよく分かる事例になりました。



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