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コンビニの人手不足対策|バックヤードにモニターを設置して業務効率化

TN(技術担当)
9月10日
読了時間: 9分

更新日:10月6日

コンビニエンスストアでは、人手不足や人件費の上昇が大きな経営課題となっています。

限られた人数で店舗を運営するためには、単純にスタッフを増やすだけではなく、

「今いるスタッフが、できるだけ無駄な移動をせず効率よく働ける環境をつくる」

という考え方も重要です。


今回ご紹介するのは、防犯カメラの映像を活用して、店舗バックヤード(倉庫)にいながらレジ付近の状況を確認できるようにしたコンビニエンスストアの施工事例です。バックヤードにモニターを天吊り設置することで、品出しなどの作業をしながら店内の状況を確認できるようにしました。


防犯カメラを「録画するための設備」だけで終わらせず、店舗運営の効率化にも活用した事例です。


バックヤードにモニターを天吊り設置

コンビニのバックヤード、天吊りした大型モニター。これで店内の混雑状況を把握できる。
店舗バックヤードに天吊り設置したモニター。作業をしながらレジ付近などの防犯カメラ映像を確認。

今回の店舗では、バックヤード(倉庫)の見やすい位置にモニターを天吊りで設置しました。

モニターには、レジ付近など店内の防犯カメラ映像を常時表示します。


スタッフがバックヤードで作業していても、顔を上げてモニターを見るだけで、

「レジにお客様が来ているか」

「レジが混雑していないか」

「店内がどのような状況になっているか」

を確認できます。


従来は確認するたびに売場へ移動

コンビニでは、スタッフが常にレジの前にいるわけではありません。


バックヤードでは、

商品の整理、検品、在庫確認、品出しの準備など、さまざまな作業があります。

しかし、バックヤードに入るとレジ周辺の状況が見えなくなる店舗もあります。


そのため従来は、

バックヤードで作業

↓

レジの状況が気になる

↓

作業を中断

↓

売場へ移動して確認

↓

お客様がいなければバックヤードへ戻る

という動きが発生していました。


1回の移動時間はわずかでも、1日の営業中に何度も繰り返せば、無視できない時間になります。


モニターを見るだけでレジの状況を確認

バックヤードにモニターを設置すると、この動きが変わります。


バックヤードで作業

↓

モニターを見る

↓

レジ周辺を確認

↓

対応が必要なら売場へ移動

↓

必要がなければそのまま作業を継続

となります。


ポイントは、「売場へ行かなければ状況が分からない」という状態を減らせることです。

スタッフが必要なときだけ移動できるため、無駄な往復を減らすことができます。


品出しや陳列作業を中断しにくくなる

コンビニでは、レジ対応だけでなく、

品出し、陳列、清掃、在庫確認、商品の補充

など多くの業務を少人数で行っています。


作業途中で何度もレジの確認に行けば、そのたびに作業が止まります。


特にバックヤードで商品を整理しているときは、途中で作業を中断することで効率が落ちることもあります。

モニターで店内を確認できれば、必要のない移動を減らし、一つの作業へ集中できる時間を増やすことができます。


人手不足対策として防犯カメラ映像を活用

コンビニ経営では、慢性的な人手不足への対応も重要です。

だからといって、

「スタッフが足りないから、さらに採用する」

だけでは、人件費が増えてしまいます。


そこで考えたいのが、

少ない人数でも店舗を回しやすい環境をつくること

です。


防犯カメラはすでに多くのコンビニに設置されています。

その映像を録画だけに使うのではなく、バックヤードや売場のモニターへ表示すれば、既存の防犯設備を店舗運営にも活用できます。


モニター設置が人件費削減につながる理由

モニターを1台付けただけで、すぐにスタッフを1人減らせるという単純な話ではありません。


しかし、

  • 状況確認のための移動を減らす

  • スタッフの作業中断を減らす

  • 少人数でも店内の状況を把握しやすくする

  • 必要な場所へ必要なタイミングで動けるようにする

という小さな効率化を積み重ねることで、店舗全体の生産性向上につながります。


その結果として、シフトの組み方や必要人数を見直せるようになれば、長期的には人件費や労務コストの抑制にもつながる可能性があります。


深夜帯など少人数で運営する時間帯にも有効

特に効果を感じやすいのが、スタッフの人数が少なくなる時間帯です。


例えば、一人がレジ周辺を担当し、もう一人がバックヤードで作業している場合。

バックヤードのスタッフから店内がまったく見えなければ、レジが混雑しても気づくのが遅れる可能性があります。

モニターがあれば、バックヤードからでもレジの状況を確認できます。

「レジが混んできた」

と分かれば、すぐに応援へ向かうことができます。


少人数で営業する時間帯だからこそ、スタッフ同士の目を補う設備としてモニターを活用できます。


店舗によっては売場側にもモニターを設置

弊社では、バックヤードだけにモニターを設置しているわけではありません。


店舗の形状によっては、

レジから最も離れた売場

にもモニターを設置することがあります。


例えば、細長い形状の店舗では、スタッフが雑誌コーナーや飲料棚付近で作業すると、レジ周辺が見えなくなる場合があります。

そのような店舗では、売場の奥にもモニターを設置します。

すると、店舗の奥で品出しをしていても、レジ周辺の映像を確認できます。


フライヤー室にもモニターを設置

店舗によっては、フライヤー室内にモニターを設置することもあります。

揚げ物などの調理作業中は、すぐに作業場所を離れられないことがあります。

しかしモニターがあれば、調理をしながら店内の状況を確認できます。


店舗のレイアウトやスタッフの作業動線を確認し、

「どこにいると店内が見えなくなるのか?」

を考えてモニターを配置することがポイントです。


ウォークイン付近にもモニターを設置

飲料を補充するウォークインも、売場の状況が分からなくなりやすい場所です。

店舗によっては、ウォークイン付近にモニターを設置し、作業中でも店内を確認できるようにします。

さらに、必要に応じてスピーカーなどを組み合わせることで、店舗運営をサポートすることもできます。


防犯カメラは単独で考えるのではなく、

カメラ+モニター+スピーカー

など、店舗の運用に合わせて組み合わせることが重要です。


設置前=バックヤード⇄レジを何度も往復、設置後=モニター確認→必要なときだけレジへ
設置前=バックヤード⇄レジを何度も往復、設置後=モニター確認→必要なときだけレジへ

防犯と業務効率化を一つのシステムで

防犯カメラという名前から、

「泥棒や万引きを撮影する設備」

と考えられがちです。

もちろん、防犯やトラブル発生時の記録は重要な目的です。


しかし、店舗ではそれ以外にもさまざまな使い方があります。

例えば、

  • レジの混雑状況を確認する

  • バックヤードから売場を見る

  • 店舗奥からレジを見る

  • スタッフの応援が必要か判断する

  • 店内を巡回する回数を減らす

といった使い方です。


つまり防犯カメラは、

「犯罪が起きたときだけ見る設備」から「毎日の店舗運営に使う設備」

へ活用範囲を広げることができます。


防犯目的の巡回回数も減らせる

モニターは業務効率化だけでなく、防犯面でも役立ちます。

スタッフが店内の状況を確認するために、毎回店舗を一周する必要がある場合、その間は本来の作業が止まります。


もちろん実際の巡回が必要な場面はありますが、モニターで状況を把握できれば、確認のためだけの巡回を減らすことができます。


防犯と業務効率化を別々に考えるのではなく、一つのカメラシステムを両方に活用する考え方です。


コンビニの防犯カメラは「録画するだけ」ではもったいない

コンビニには、もともと多くの防犯カメラが設置されています。

しかし、その映像を事務所のレコーダーへ保存しているだけでは、映像を見るのはトラブルが起きたときだけになってしまいます。

せっかく店内の状況をリアルタイムで撮影しているのであれば、

「この映像を日常業務にも使えないか?」

と考えてみる価値があります。

モニターを適切な場所へ追加するだけでも、スタッフの動線を変えられる可能性があります。


店舗ごとにモニターの最適な場所は違う

重要なのは、単純に「バックヤードへモニターを付ければよい」ということではありません。

店舗によって、

  • レジの位置

  • バックヤードの位置

  • 売場の形状

  • ウォークインの位置

  • フライヤー室の位置

  • スタッフの人数

  • 品出しの動線

が違います。


そのため弊社では、

「スタッフがどこで作業しているときに、どこが見えなくなるのか」

という視点から設置場所を考えます。


防犯カメラの配置だけでなく、「誰が・どこで・どの映像を見るのか」まで考えることが、業務効率化では重要です。


まとめ|防犯カメラを人手不足・業務効率化にも活用

今回ご紹介したコンビニエンスストアでは、バックヤードにモニターを天吊り設置し、レジ付近などの映像を常時確認できる環境を構築しました。

これにより、

  • バックヤードからレジの状況を確認

  • 不要な売場への移動を削減

  • 品出しなどの作業中断を減らす

  • 混雑時には必要なタイミングで応援

といった運用が可能になります。


さらに店舗によっては、売場の奥、フライヤー室、ウォークイン付近などにもモニターを設置できます。


人手不足が続く中、

「人を増やして解決する」だけではなく、「少ない人数でも動きやすい店舗をつくる」

という視点は、今後ますます重要になると考えています。


防犯カメラは、万引きやトラブルを録画するだけの設備ではありません。

防犯+業務効率化+省人化

まで考えてシステムを構築することで、日々の店舗運営に活用できる設備になります。


関東セキュリティでは、店舗のレイアウトやスタッフの動線を確認し、防犯カメラだけでなく、モニターの設置場所まで含めたシステムをご提案しています。

「バックヤードからレジを確認したい」

「品出し中でもレジの混雑に気づけるようにしたい」

「少人数で店舗を運営しやすくしたい」

といった場合もご相談ください。



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